子どもからシニアまでが気軽につながれる場をつくろう――。地域の交流が減少する中、三重県四日市市富田地区では、市民グループが協力し合い、新しい地域づくりの仕組みを動かし始めている。9月26日には富田地区市民センターで、落語とお茶を楽しむイベント、子ども食堂、子どものお金のつかい方講座の3つが開かれ、多世代が集うにぎやかな一日となった。


全国的に子ども会や老人クラブの会員数が減少する中、四日市市でも地域のつながりを支えてきた組織のあり方が変わりつつある。市内でも長寿会や子ども会がなくなる地域があるなど、地域活動を取り巻く環境も変化している。
こうした状況を受け、住民同士の交流や地域資源の活用を通じて、誰もが安心して暮らし続けられるまちを目指そうと、昨年「富田活性化プロジェクト(とみかつ)」が誕生した。北いかるが地区の盆踊り企画に関わった南川智仁さんが中心となり、クリスマス会や「十四川桜まつり」への屋台出店など、地域イベントの運営に取り組んできた。
今年4月からは、企業や学校と連携し、科学体験やバルーンアートなどの月例イベントを富田地区市民センターで開催。開催日を、同センターで行われる「子ども食堂おりーぶ」と、一般社団法人「もちつもたれつ」による「小中学生お金のつかい方講座」に合わせることで、参加者が複数のイベントを回遊できる仕組みをつくった。地域交流を自然に広げる狙いがある。

26日は、地域で活動する落語家・起時亭かんたさんの落語会と、伊藤園の社員によるお茶の淹れ方講座が開かれた。参加者約15人が、お湯と冷水で淹れたお茶の味の違いを楽しんだ。

昨年活動を始めた「子ども食堂おりーぶ」には、この日も50人を超える人が訪れた。中高生ボランティアが受付や綿菓子づくりを手伝い、食事後にはフードドライブやくじ引きで交流が続いた。
お金のつかい方講座では、子どもたちがゲームを通してお金の仕組みを学んだ。講座を開講したのは一般社団法人「もちつもたれつ」で、フリースクール「グッドリダンス」を運営している。

とみかつは北いかるが地区で始まった活動だが、富田地区の行事で他の地域の人と話をすると、同じ課題を抱える地域が多いことに気づいたという。南川さんは「運営する側が義務感で動くのではなく、楽しんでいる姿を次世代の子どもたちに見てもらい、地域活性化につなげたい」と話した。
地域活動を支えてきた組織が減少する中、地域を盛り上げたいと考える人たちの取り組みが続いている。
とみかつ(https://www.instagram.com/tomikatsu_/#)と、子ども食堂おりーぶ(https://www.instagram.com/olive2025yokkaichi/#)と、もちつもたれつ(https://www.instagram.com/goodriddance4k1#)は、Instagramで情報を発信している。
















