新図書館のあらたな候補地、「本当に買えるのか」との質問も、四日市市議会で常任委員会の審議始まる

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【各常任委員会での審議が始まった四日市市議会】

 三重県の四日市市議会は8月30日、各常任委員会(予算・決算分科会)での審議が始まった。優先度の高いあらたな候補地が市役所北に浮上した新図書館については、近鉄四日市駅東の旧スターアイランド跡地での構想が白紙になったこともあり、市議から「本当に用地を購入できるのか」といった厳しい質問もあった。

 総務常任委員会では、一般会計補正予算案に盛り込まれた、あらたな候補地「三重機械鐵工駐車場周辺」を含む諏訪町の区画での測量費用などに関連して質問が飛んだ。

 委員からは、あらたな候補地での新図書館は、近鉄駅前での構想と同じような複合的施設になるのかについて質問があった。市側は、基本は図書館であると考えているが、滞在型などの構想に沿うカフェ的な機能などを備え、JR四日市駅前に新設する新大学との連携も考えたものになるとの答弁をした。

 別の委員からは、あらたな候補地のあたりでは、過去に大型店が進出する計画もあったと聞くが今は大丈夫なのかとの質問もあり、市側は、現時点ではそのような話はなく、図書館として認識していただいているなどと答えた。

 近鉄駅前での構想が白紙になって間もないこともあってか、「市は、地権者は協力的だとしているが、協力的だからといって土地を売ってくれることとは別。本当に買えるのか」との質問もあった。市は「買えない場合は借地でという考え方もあるだろうが、市としては購入して進めることが望ましいと今は考えている」などと答えた。新図書館関係の質疑は時間が足らず、あらためて週明けからの審議で時間を取って質疑を続けることにした。