三重県四日市市在住の野嵜あずみさん(38)は、生死をさまようほどの出産を経験し、産後は心身ともに深い苦しさを抱えた。助産師が寄り添い続けてくれたことが支えとなり、「いつか自分もママを支えたい」との思いが芽生えたという。このほど、スープカレー店「Park Cafeテラス」(四日市市日永東)で託児付きランチ会を企画し、参加者を募っている。

出産後に心身の苦しさを抱えた日々
野嵜さんは産後、実家の支援を受けられず、体調もすぐれなかった。出産が大変だったことから、市から特定妊婦として認定され、助産師が訪問して見守ってくれたことが心の支えになった。
しかし、上の子が1歳の頃に2人目を流産した際、支援の空白に直面した。産後ケア事業は出産後の母子が対象で、流産は制度の対象外。心身のケアが必要な状態にもかかわらず、上の子が1歳を過ぎていたため預け先がなく、民間のベビーシッターを利用するしかなかった。流産を周囲に打ち明けることもできず、深い悲しみを抱え込んだという。
産後ケア施設を活用しながら感じた課題
その後、3人目を出産。市内や菰野町の産後ケア施設をフル活用し、心身を休めるようにした。一方で、産後ケア制度の認知が広がったことで予約が取りにくくなり、子どもが歩き始めると、産後とは違う大変さも増した。「もっと長い期間、支援が必要だと感じた」と話す。
現在、上の子は4歳、下の子は1歳7か月になり、2人とも保育園に通っている。少し子育てにゆとりができたことで、「同じように苦しい思いをしているママの力になりたい」と、全国規模の民間かぞく支援企業「育児119」に加入。「頼ってさん」として活動している。「頼ってさん」は、育児119が独自に認定する託児者で、ベビーシッターの役割を担いながら、産後や育児の孤立など緊急時にも寄り添う支援者だ。

Park Cafeテラスとコラボした託児付きランチ会
育児119は、依頼があれば24時間365日いつでも駆け付ける仕組み。関東ではメディアにも取り上げられているが、三重県では支部ができたばかりで、認知度はまだ低い。まずはママたちにゆっくり食事をしてもらい、育児119を知ってもらおうと、Park Cafeテラスとコラボし、託児付きランチ会を企画した。
野嵜さんは「ひとりでゆっくり熱々のスープカレーを味わって、自分の時間を楽しんでほしい」と参加を呼びかけている。
イベントは9月28日(月)午前11時から。飲食費とは別に託児費800円が必要。詳細は育児119三重支部の公式インスタグラム(https://www.instagram.com/ikuji119.mie/#)で発信している。















