三重県高校生スイーツコンテストで、県立四日市農芸高校(四日市市河原田町)の生徒が優勝と準優勝を独占した。準優勝作品は、洋菓子店「タンブラン」(同市栄町)で10月27日まで期間限定販売されている。
同校生活文化科製菓衛生コースは毎年、同コンテストに出場している。過去に優勝や準優勝の実績はあるが、両賞の同時受賞は初めて。生徒たちは夏休みにオリジナルスイーツを考案し、校内予選を勝ち抜いた代表チームが本戦に臨んだ。
準優勝したのは、3年生の山上朱羽さんが考案した「みかんと紅茶のアップサイドダウンケーキ」。購入したばかりの焼き菓子用の型を使い、好きなみかんを生かしたスイーツを考えたのがきっかけだった。試作を重ねる中で紅茶との相性の良さに気付き、ミルクティー風味の生地を合わせた。

校内予選を通過すると、山上さんはクラスメートの駒田愛之介さん、渡邉結美さんに声を掛け、「TEAM南風」を結成。本戦には明野高校や相可高校、久居農林高校など、計10チームが出場した。

入賞に加え、作品が商品化されることにも驚いたという3人。タンブランのシェフから「このままのレシピで販売できる」と評価され、商品名「みかんと紅茶のひととき」として店頭に並んだ。3人は10月18日、店の厨房で製造にも参加し、接客も経験した。パティシエを目指す駒田さんは「自信がついた」と笑顔を見せた。
優勝は2年生のチョコとクッキーをトッピングしたタルト

優勝したのは、2年生の鈴木亜里咲さん、小川瑚乃華さん、小澤由愛さんのチーム「PONPOM’s」。テーマの「三重県産のお米を使用した新作スイーツ」に合わせ、米粉のタルトにブールドネージュとチョコトリュフを組み合わせた「ポンポンショコラモザイク」を考案した。
地産地消にも取り組むコンテストで、当初はプレーンだったタルト生地にかぶせ茶の粉末を加えた。さらにアーモンドクリームを挟み、味に深みを持たせた。
米粉タルトのほろほろとした食感とブールドネージュを組み合わせ、トリュフのなめらかさも加えた。一方で、3種類を作る工程や、モザイク状に美しく盛り付ける作業には苦労したという。
コンテストの3日前から学校で準備を進め、会場で最後の仕上げを行った。部活動のため会場に行けなかった小澤さんは、メンバー2人からSNS「BeReal」で届いた写真を見て優勝を知り、驚いたという。

3人は来年も出場できる学年で、「来年も優勝して2連覇したい」と意気込んでいる。
















