県内26人陽性 90代の2人死亡 重症者は過去最多12人

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 三重県は2月4日、県内で10代から80代の男女26人の新型コロナウイルス陽性が確認され、90代の男女2人(四日市市発表分1人含む)が死亡したと発表した。津市のカラオケ喫茶のクラスター(感染者集団)では新たに経営者と利用客計4人が陽性と確認された。県内の感染者は延べ2285人、死者は33人、4日時点の重症者は3人増え、過去最多の12人となっている。

 発表によると、陽性者の市町別内訳は、津市7人、伊勢市6人、鈴鹿市4人、志摩市2人、桑名市・亀山市・松阪市・度会町・明和町・玉城町・県外が各1人。4日時点の病床使用率は47・7%(入院178人、確保病床373)。

 津市のカラオケ喫茶のクラスターでは、この店を経営する60代と70代の男女、1月29日に店を利用した60代男性(会社員)と70代女性(無職)が陽性に。志摩市のカラオケ喫茶のクラスターでも、新たに利用客の80代男性(同)が陽性となった。

 医療機関でのクラスターでは、武内病院(津市)で医療従事者の30代男性、鈴鹿中央総合病院(鈴鹿市)でも40代の看護師女性が陽性に。いずれも以前の検査で一度陰性と判定されていたという。

 また、2日に発症し、3日に陽性が判明した津市の70代男性(無職)は、1月31日と2月1日に2つの医療機関を受診しており、県では接触者の特定を進めている。松阪市では男子高校生1人の陽性が確認されたが、感染可能期間内には登校しておらず、家族など6人が濃厚接触者に特定されている。

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