三重県四日市市立羽津中学校2年の生徒2人が5月27日と28日、YOUよっかいち編集部で職場体験学習を行い、地域メディアの仕事について学んだ。後段には、生徒が作成したインタビュー記事も掲載している。
編集部の仕事を学び、記事を読み解く
参加したのは、井上まひろさんと近藤伊織さん。初日は編集部の仕事の流れや、記事制作の基本について説明を受け、事前課題として読んできたYOUよっかいちの記事について感想や考察を発表した。
井上さんは、「みんなで作ったサウンド届けたい 大橋学園高校 軽音楽部(https://www.you-yokkaichi.com/2025/02/18/37421/)」 を取り上げた。自身も音楽活動に取り組んでいることから高校の軽音楽部に興味を持ったといい、「『みんなで作ったサウンド届けたい』というタイトルに生徒の思いが込められていると感じた。写真からも演奏の雰囲気が伝わってきた」と話した。

近藤さんは、「教員志望の生徒たち、本物の授業を体験 四日市南高校が『未来の先生プロジェクト』を始動(https://www.you-yokkaichi.com/2026/05/22/47484/)」 を取り上げた。「自分は先生になりたいわけではないけれど、『未来の先生プロジェクト』という言葉に興味を引かれた」とし、「タイトルにインパクトがあった。担当の先生が頑張って教えている姿が良かった」と感想を述べた。
社長インタビューに向けた質問と写真の検討
その後、編集部からYOUよっかいちを運営する当社の則近昌宏社長へのインタビューと記事作成体験の企画が伝えられた。2人は、どのような質問をすれば取材相手の魅力や仕事に対する考えを引き出せるか話し合った。

「写真はどこで撮れば雰囲気が伝わるか」「どんな記事タイトルを付けたら読みたい記事になるか」など、実際の記事制作を意識しながら「企画会議」も体験。過去のWEB記事を参考にしながら、取材と撮影に向けて準備を進めた。
社長へのインタビュー取材
2日目、2人は段取りの最終確認を済ませ、則近社長へのインタビューに臨んだ。「仕事をする上で大切にしていること」や「情報発信で意識していること」などを中心に交代で準備した質問を投げかけた。
撮影も担当し、則近社長の表情や仕事の様子が伝わるようにアングルやタイミングを工夫してシャッターを切った。



記事執筆とタイトルづくり
午後からは、スタッフの助言を受けながら、記事執筆に取り掛かった。取材メモをもとに、「一番心に残ったコメント」や「大切だと感じた発言内容」を中心に整理。リード文と最後のまとめで包み込む構成を考え、原稿を組み立てていった。
仮のタイトルについても見直しを行い、自分たちの取材内容にふさわしい言葉を探して付け直した。完成までにかかった時間はおよそ2時間。
(中学生2人が協力して書き上げた記事)
株式会社ユー・則近社長が語る「YOUよっかいち」の現在地とこれから

四日市の情報を配信するニュースサイト「YOUよっかいち」の運営をはじめ、チラシ・パンフレット・ホームページ制作やヨガスタジオの経営をしている株式会社ユー(本社・名張市)の則近昌宏社長に話を聞いた。
「記事を配信していくにあたって、大切にしていることは?」という質問に対し、則近社長は「地元四日市に対して何ができるか。住んでいる人や地域で商売をしている人たちが、どうすればより暮らしやすくなるか考えている」と答えた。
YOUよっかいちは、2007年から2025年までフリーペーパーの発行をしていたが、同年11月発行の249号をもって休刊。「紙媒体だと読者の手に届くまでに時間がかかる。情報を素早く届けるためにWEBメディアに一本化した」と話す。
今後については、「街に対してどのような存在でいるのかを考えながら、もっと情報発信の数を増やしていきたい。ヨガスタジオの経営などを通じて四日市の健康面にもアプローチしていく。みんなが知らないことや知りたいことを発信し、誰もが楽しめるようにしていきたい」と語り、笑顔を見せた。
振り返り
取材から記事完成まで一連の流れを体験した今回の職場体験学習。「取材するのも原稿を書くのも頭を使って大変だけど、楽しかった。本格的なカメラを使えたのもうれしかった」と近藤さん。井上さんは「報道は客観的に中立の立場で行うという話がためになった。学校生活でも片方の意見だけで判断してはいけないと思った」と振り返った。
則近社長は「中学生の皆さんから取材を受けて、フレッシュな気持ちになった。これからの仕事も気持ちを新たに頑張っていきたい」と話し、中学生とのやりとりが自身の仕事への刺激にもつながった様子。編集部としても、今回の体験を通じて、中学生の視点から見える地域の魅力や、新しい気づきが記事制作に活かされることを再認識する場となった。









