今年度から私立高校の授業料が実質無償化となり、進学の選択肢が広がっている。高校選びは、卒業後の進路をどう思い描くかが重要だが、中学3年生の段階で明確に決められる生徒は多くない。こうした中、専門分野を体験しながら進路を考えられる教育に力を入れる大橋学園高校(三重県四日市市塩浜)が特色ある取り組みを進めている。

同校では、将来の職業を意識した授業を展開。系列校のユマニテク調理製菓専門学校と連携し、2年生から製菓衛生師の取得を目指すことができる。在学中に資格取得を進めることで、卒業後に働きながら勉強をする負担の軽減にもつながるという。

総合教養タイムで職業理解を深める
午後からは各自が興味のある分野を体験できる「総合教養タイム」があり、製菓や保育、介護、情報など多様な分野の授業を行っている。

「子どもが好きだから保育士」「ネイルが好きだからネイリスト」といったイメージだけでは、実際の仕事との間にギャップが生じることも少なくない。授業を通して仕事内容に触れることは、自分の適性やイメージとのズレに気付く機会となる。
資格講座で努力を“見える化”
放課後には、日本語ワープロ検定やホームページ作成検定、英検、漢検、色彩検定などの資格講座を開講。資格取得は就職活動や大学進学時の評価につながることもあり、生徒の挑戦を後押ししている。
進路実績
卒業後の進路は、進学が70%、就職が30%。進学先は、4年制大学が40%、短期大学が20%、専門学校が40%となっている。専門学校では、系列校のユマニテク医療福祉大学校やユマニテク調理製菓専門学校など、医療・福祉・調理分野への進学が多い。就職先は、製造業が40%、サービス業が30%、調理と製菓がそれぞれ10%となっている。
生徒の声
保育士と養護教諭の二つの夢を持つ廣瀬祥乃さん(2年)は、保育の授業を選択し、保育園での実習も経験した。進路に迷った際、担任に相談したところ、在学中に保育士と養護教諭の両方の資格が取得できる大学を一緒に探してくれたという。

「放課後に先生が悩みを聞いてくれて、2時間も一緒になって大学を探してくれた。どちらかの夢を諦めなくてもいいので、本当にうれしい」と話す。現在は苦手なピアノの練習に励み、夏休みに志望大学のオープンキャンパスに参加することを楽しみにしている。
進路指導や資格取得支援にも取り組んでいる大橋学園高校。専門分野の学びや資格取得、進路指導を通じて、生徒が将来を考える機会づくりにつなげている。
同校の教育内容や進路状況を知ってもおうと、オープンキャンパスや学校説明会を行っている。体験入学会は、8月27日(木)、9月26日(土)、10月24日(土)、11月14日(土)、11月28日(土)、12月5日(土)に開催される。入試説明会は12月12日(土)に開催予定。同校の公式サイトhttps://www.ohashigh.ed.jp/admissions/open-campusで詳細を公開している。
なお、総合教養タイムの理美容、デザインなど実習の様子は、YOUよっかいち姉妹サイト「MinaSukiよっかいち」https://yokkaichi.city/2026/08/10/6262/で紹介している。













